津商、久居、四日市工、宇治山田が2回戦へ 夏の高校野球三重大会

【津商―川越 七回表2死三塁から勝ち越しの中前適時打を放った津商5番山下、一塁上でガッツポーズ=津球場で】

夏の甲子園出場を懸けた第106回全国高校野球選手権三重大会(県高野連など主催)は14日、四日市市営霞ケ浦第1野球場など4球場で1回戦残り4試合があり、津商、久居、四日市工、宇治山田が勝って2回戦進出を決めた。2回戦16試合は19、20日に実施。津田学園や宇治山田商などのシード校が初戦を迎える。

昨夏4強の津商は1点を追いかける七回、5番山下愛翔の適時打などで3点を奪って逆転。5―2で川越を破った。川越は初回に4番羽川裕作の2点適時二塁打で先制したが、終盤に試合をひっくり返された。

久居は同点の三回、4番下村勇輝が1死満塁からスクイズを決めて勝ち越し。八回には3番紀平大知の二塁打を起点に2点を加え、木本を5―3で振り切った。木本は九回に無死満塁の好機を作るも及ばなかった。

四日市工は犠打などの小技を絡めながら点を重ね、八回には敵失の間に勝ち越し、4人の投手リレーで飯南とのシーソーゲームを5―4で制した。

宇治山田は三回、5番濱田歩斗、6番後藤優弥の連続適時打で2点を先制。九回には打者11人の猛攻で5点を奪い、11―0で桑名を下した。

19日は2回戦8試合があり、2季連続の甲子園出場を目指す宇治山田商はダイムスタジアム伊勢の第1試合で津と対戦。今春の県大会を優勝した津田学園は松阪商と、東海大会準優勝の菰野は桑名西とそれぞれ戦う。今春県3位の昴学園は強豪海星と対戦。他に三重や皇學館、初戦で昨年覇者のいなべ総合を破った尾鷲などが登場する。第1試合の試合開始時刻は午前8時45分。