サッカーの第26回日本フットボールリーグ(JFL)は13、14の両日、第16節7試合があった。県勢2チーム(ヴィアティン三重、アトレチコ鈴鹿)はいずれもホームゲームに臨み、ヴィアティン三重は暫定首位の高知ユナイテッドSCに、アトレチコ鈴鹿は暫定6位のヴェルスパ大分に、それぞれ0―1で敗れた。
アトレチコ鈴鹿は、J2横浜FCから約1年半ぶりに期限付き移籍加入した57歳の元日本代表FW三浦知良が復帰後初のJFL出場を果たした。観客1039人(主催者発表)の前で1点を追う後半17分から途中出場し、自らの持つJFLの最年長出場記録を57歳139日に更新した。
ヴィアティン三重の暫定順位は3位(勝ち点27=通算成績7勝6分3敗)、アトレチコ鈴鹿の暫定順位は11位(勝ち点20=通算成績6勝2分8敗)。
カズ「帰ってこれてうれしい」 1039人の観客沸かせる
○…出場機会を求めてアトレチコ鈴鹿クラブに期限付きで移籍した三浦知良選手は、14日のヴェルスパ大分戦で、後半17分から試合終了までの28分間出場。ゴールを決めることはなかったが、1039人の観客を沸かせた。
○…約1年8カ月ぶりのプレーとなる復帰戦。試合後の囲み取材で、三浦選手は「このスタジアムに帰ってこれたことがうれしかった。みなさんが温かく迎えてくれて感謝している」と喜びを語った。
○…後半の立ち上がり以外は苦しい試合展開となった。「もう少しチームとして、自分たちのリズムを作るような攻撃をしていかなければいけない」と振り返るとともに、「次の試合に向けていい準備をしたい」と意気込みを見せた。
○…朴康造監督は「三浦選手の加入によりたくさんの人が注目してくれることで、チームのモチベーションも上がる」と話していた。