星空観察や風鈴作り 亀山で3世代交流イベント 三重

【星空キーホルダーを作る親子ら=亀山市みどり町の井田川地区北コミュニティセンターで】

【亀山】三重県亀山市井田川北まちづくり協議会(田中清二会長)の青少年育成部(西村美砂部長)は14日、同市みどり町の井田川地区北コミュニティセンターで、3世代交流イベント「まち協 子ども祭り」を開催した。子どもから大人ら約160人が楽しんだ。

同イベントは、少子高齢化が進む中、地域活性化を図るため、地区の大人と子どもが触れ合い、交流の機会にするのが狙い。初めて試みた祭り。

田中会長(72)は「今年の5月、西村部長から『地区住民らが世代を超えて交流を深める祭りをやりましょう』と提案があり、準備を進めてこの日を迎えることができた」とし、「構成する13自治会では、高齢化の進む自治会もあり、各自治会が支え合うことが、地域の活性化につながる」と話していた。

会場では、「坂下星見の会」など市民活動団体が協力し、簡易型エアードームのプラネタリウムで夏の星空観察や、星空キーホルダーや缶バッチ、風鈴などの作成コーナーのほか、かき氷や綿菓子、ポップコーンを振る舞った。

母親と弟の3人で星空キーホルダーを作った、小学4年生の原田真愛さん(10)さん=同市ひとみヶ丘=は「楽しかった。お母さんと交換して、ランドセルに付ける」と話し、西村部長は「子どもから大人まで、大勢の人が交流を深める、意義のある祭りになった」と見守っていた。