久居農林に1―3で敗れて1回戦で姿を消した名張青峰。久居農林先発右腕若林に6安打1得点に抑えられた打線で、1番打者の3年生朝日が3打数3安打と気を吐いた。
昨年夏も1番打者を任された攻撃のキーマンだが、高2から高3にかけての冬場、膝の故障が相次いだ。「ぎりぎり間に合わせた」高校最後の夏の初戦。死球で出塁した一回の打席を含めて4打席すべてで出塁し1番打者の役目を果たした。
右翼や左翼の守備でも活躍。2点を先行された五回には、なお1死満塁のピンチで久居農林の7番打者の左飛に飛びついてこの回の追加失点を阻んでみせたが、勝利に結びつかず「もっと走りで揺さぶりたかった」と悔しげだった。