津西が快勝 鈴鹿、近大高専など2回戦へ 夏の高校野球三重大会

【津西―四日市中央工 六回表1死二塁から津西3番藪谷の適時打で二走中尾が生還。津西9点目=津球場で】

夏の甲子園出場を懸けた第106回全国高校野球選手権三重大会(県高野連など主催)は13日、四日市市営霞ケ浦第1野球場など4球場で1回戦8試合があり、鈴鹿や近大高専などが2回戦進出を決めた。連合チームとして唯一出場した南伊勢、石薬師、四日市四郷は四日市南に敗れた。

昨秋県大会2位の鈴鹿は初回、桑名工の先発一色勇伸から4番中村悠真、6番村田悠陽の適時打で2点を先制。先発今村颯が8回1/3 1失点の好投で、粘る桑名工を3―1で破った。

昨秋県4位の近大高専はチームで計4本塁打を放つなど、24―1で徳風に勝った。最速150キロ超右腕の吉留勇太は1回を無失点。徳風は8番長谷川星哉の適時打で創部5年目で初となる得点を挙げた。

伊勢は今大会初のタイブレークで、白山に4―3で勝利。白山は九回裏に7番中島脩の適時打などで2点差を追い付いたが競り負けた。久居農林は3―1で名張青峰を破って初戦突破。先発若林太陽が9回を投げきった。

四日市西は初回から打者17人の猛攻で12点を奪うなど、34―0で英心に大勝。津西は初回、5番長野晃平の2点適時二塁打で先制し、その後も追加点を重ねて、10―2で四日市中央工を下した。

四日市南は西山大志朗と高木大輔の投手リレーで南伊勢、石薬師、四日市四郷の連合チームを無安打に抑え、10―0でコールド勝ち。四日市は全て単打の10安打を放ち、四日市農芸を11―1で破った。

14日は1回戦の残り4試合を4球場で実施。昨夏8強の木本は今春の中地区予選を1位通過している久居とドリームオーシャンスタジアムで対戦。昨夏4強の津商は川越と津球場で対戦する。いずれも試合開始時刻は午前8時45分。

【13日の結果】
▽1回戦
○…四日市球場…○
四日市11―1四日市農芸
(五回コールド)
鈴鹿3―1桑名工
○…津球場…○
津西10―2四日市中央工
(七回コールド)
久居農林3―1名張青峰
○…ドリームオーシャンスタジアム…○
近大高専24―1徳風
(五回コールド)
四日市南10―0南伊勢・石薬師・四郷
(六回コールド)
○…ダイムスタジアム伊勢…○
伊勢4―3白山
(延長十回タイブレーク)
四日市西34―0英心
(五回コールド)

【14日の試合】
▽1回戦
○…四日市球場…○
①四日市工―飯南
○…津球場…○
①川越―津商
○…ドリームオーシャンスタジアム…○
①木本―久居
○…ダイムスタジアム伊勢…○
①桑名―宇治山田
※試合開始予定時刻は①8時45分~