津商高生、韓国語で自己紹介 世宗高生とオンライン交流 三重

【韓国世宗大聖高とオンラインで交流する津商生=津市渋見町の県立津商高で】

【津】三重県津市渋見町の県立津商業高の3年生21人が12日、姉妹校提携を結ぶ韓国の私立世宗大聖高校とオンラインで交流した。全3回で互いの文化を紹介し合い親交を深める。

両校の提携は平成14年に始まり毎年5―10人が互いの学校を訪問してきた。コロナ禍で行き来が中断する中、一昨年度からウェブ会議システムを使った交流を始めた。

今年度は津商生が課題研究で国際商取引を学ぶ3年生、世宗生は日本語を学ぶ2、3年生が両校21人ずつ参加する。

第1回のこの日は互いの学校生活をまとめた映像を見た後、津商生は韓国語で、世宗生は日本語で順に自己紹介。その後食生活▽大衆文化▽アニメ―など5班に分かれ、交流した。三徳千尋さん(17)は「実際にしゃべるのは緊張したが伝わった実感があり良かった」と話した。

今後はテーマ別に掘り下げ、8月と12月にオンラインで発表し合う。昨年から実際の行き来が再開しており10月に世宗高生が訪日予定で、津商の21人が歓迎会を企画するという。

昨年訪韓した宮腰陽愛さん(17)は「温かく迎えられ楽しい思い出とすてきな友だちができた。今年はホームステイを受け入れる予定」と話す。

担当の佐藤智子教諭(57)は「言葉が違っても結局は人と人とのつながりだと分かる機会になれば」と期待した。