伊勢新聞

バスケボールなど寄贈 オオコーチ、百五私募債活用し松阪乳幼稚園に 三重

【寄贈品を披露する黄瀬社長(中央左から2人目)と山中園長(同3人目)、山川支店長(同5人目)ら=松阪市駅部田町の松阪乳幼稚園で】

【松阪】木造建築のオオコーチ(三重県松阪市大黒田町)と百五銀行(津市岩田)は12日、松阪市駅部田町の松阪乳幼稚園にバスケットのボール10個とゴール2台を寄贈した。百五SDGs私募債(寄付型)を活用した。

同私募債は地域社会への貢献として、同行が受け取る発行手数料から発行額の0・1―0・2%を、発行企業が指定する教育機関や福祉施設へ要望の品物を贈る仕組み。同社は6月10日に同私募債1億円を発行した。

同園で寄贈式を開き、年長の園児20人が参加した。同社の黄瀬栄一郎社長は「地元の木を使っておうちを造っている」と自己紹介し、同行松阪中央支店の山川博基支店長と遊具の利用を呼びかけた。

山中藤枝園長は「バスケットは瞬発力と敏しょう性が身につく。運動場で思いっきり遊べる。子どもともども喜んでいる」と感謝した。

園児代表が「大切に使わせていただきます」「楽しみが増えました」とお礼を述べて花束を渡し、全員で「栄冠は君に輝く」を合唱した。