田中さんが絵画と陶芸展 津の「菓子の館とね」ギャラリー、古希を記念

【作品を紹介する田中さん=津市本町の「菓子の館とね」2階ギャラリーで】

【津】三重県津市出身の田中紀子さん(70)はこのほど、同市本町の「菓子の館とね」2階ギャラリーで古希を記念した作品展「田中紀子のkoki/古希展」を開いた。退職後に始めた油彩と陶芸作品など計約40点を展示している。25日まで。水曜定休。

田中さんは埼玉県の特別支援学校の養護教諭を62歳で退職後故郷との2拠点生活を始め、複数のサークルや教室で絵画と陶芸に取り組んでいる。古希の節目にこの8年の作品を発表した。

絵画は亡き両親をイメージしたという「盛花」、パブに色とりどりの酒瓶が並ぶ「今夜はここで機嫌よく」など鮮やかな色合いが目を引く。陶芸はみたらし団子やケーキなど食べ物を題材にした置物と、現在練習中のろくろの習作が並ぶ。

田中さんは「きちんとデッサンを学び、そこから自分なりに崩したい」と話し「想像する心の中の世界を見てもらえたら」と来場を呼びかけた。