「大口真神」が大燈籠に 27日きほく燈籠祭 実行委がPR

【「2024きほく燈籠祭」をPRする北出実行委員長(中)ら=津市本町の伊勢新聞社で】

【津】三重県の紀北町長島港で大燈籠(とうろう)と花火が競演する「2024きほく燈籠祭」の実行委員会が11日、津市本町の伊勢新聞社を訪れ、27日の同祭をPRした。熊野古道世界遺産登録20周年を記念し、かつて熊野古道にいたとされるニホンオオカミを神格化した「大口真神(おおぐちまかみ)」が遠ぼえする姿を大燈籠で表現する。

大燈籠は鉄骨と木組みに竹や針金で成形し長さ約7メートル、高さ約3メートル。約300個のLED(発光ダイオード)球が輝く。5月9日からこれまででのべ約500人が携わり、製作は大詰めを迎えている。

当日は午後2時―同4時にうちわ作り体験▽午後5時からステージ▽午後8時から花火「彩雲孔雀」など3千発の打ち上げ、オペラ歌手との競演がある。

今年はこれまで会場内にあった駐車場をキッチンカーと飲食ブースに変更し、別エリアにメイン駐車場(協力金千円)を設け無料シャトルバスを運行する。Tシャツなどのグッズ販売もある。

北出陽介実行委員長(45)は「皆が楽しみにしているイベントを盛り上げていきたい」と来場を呼びかけた。問い合わせは同祭実行委員会=電話080(8705)2612=へ。