日本フィルの演奏楽しむ 津でフコク生命チャリティコンサート

【演奏を聞く生徒ら=津市城山の県立城山特別支援学校で】

【津】富国生命保険三重支社(津市東丸之内、小西健一支社長)は10日、同市一身田上津部田の県総合文化センターで第308回フコク生命チャリティコンサートを開催し、261人が参加した。

同コンサートは、地域の社会福祉への貢献を目的に平成5年度から行っているもの。開催に際して来場者へ募金を呼びかけている。

コンサートには同社のパートナーアーティストの日本フィルハーモニー交響楽団が協力。バイオリン奏者の小寺里奈さんと亀田夏絵さん、ビオラ奏者の矢野小百合さん、チェロ奏者の今井香織さんによる弦楽四重奏の演奏が行われ、来場者はモーツァルトやクライスラーの優美な調べを楽しんだ。

【奏者らによる弦楽四重奏=津市一身田上津部田の県総合文化センターで】

この日の開催では来場者から計13万7614円の募金が寄せられた。募金は県社会福祉協議会のほか、震災被災地への寄付に活用される。

また、翌日11日には同市城山の県立城山特別支援学校での訪問コンサートも実施し、小学部1年から高等部3年の生徒ら38人と保護者へ、同楽団が演奏を届けた。

小西健一支社長は「皆さまに募金のご協力をいただきありがたい。今後も継続して開催していく」と話し、城山特別支援学校の荒田誠司教頭は「子どもたちが生の演奏を体感するすてきな機会をいただけてありがたい」と感謝した。