【鈴鹿】鈴鹿市神戸4丁目の県立神戸高校放送部(加藤ひかる部長)は11日、同市神戸2丁目の私立すずか幼稚園(太田久裕園長)を訪問し、年長児クラスの73人を対象に、絵本の読み聞かせや手遊びで園児らと交流した。
部員の中に同園の卒園生がおり、読み聞かせを通じて地域交流を図るのが狙い。同部から同園に提案した。
初日のこの日は1、2年生の部員8人が2人ずつ、4クラスに分かれて読み聞かせを実施。
月組の教室では、1年の中村勇太さん(15)と2年の澤井汐莉さん(17)が園児15人の前で、猫をテーマにした絵本をそれぞれ1冊ずつ読み、猫にちなんだ手遊びをしだ。
園児らは真剣な表情で物語の世界を満喫し、笑顔で手遊びに参加して「楽しかった」と喜んでいた。
終了後、中村さんは「家でも両親に聞いてもらうなど一生懸命練習し、できるだけゆっくりと読むように気をつけた」、澤井さんは「みんなが見やすいように絵本の持ち方を工夫した。一人っ子なのでうまく関われるか不安もあったが、子どもたちの反応が心強く、自分も楽しんで読むことができた」とそれぞれ話した。