高齢者の事故防止、自転車の安全利用を 交通安全県民運動 亀山で出発式

【交通安全の約束を誓う園児(右側)ら=亀山市東御幸町の市文化会館内中央コミュニティセンターで】

【亀山】夏の交通安全県民運動初日の11日、三重県亀山市東御幸町の市文化会館内中央コミュニティセンターで出発式があった。同運動は20日までの10日間。

市交通安全対策協議会、亀山署、亀山地区交通安全協会のほか、市老人クラブ連合会、市PTA連合会など総勢約100人が参加した。

市の木田博人危機管理監は、市交通安全対策協議会長の櫻井義之市長のメッセージを代読し、「昨今の県内の交通事故の特徴の一つとして、亡くなられた人のうち、半数以上が高齢者という、厳しい現実を突きつけられている。高齢者の交通事故防止対策に加え、子どもや自転車利用者の安全対策など、総合的な対策を推進する」とした。

一方、同署の田名瀬孝代署長は「特に高齢運転者の係る交通事故防止対策は、喫緊の課題である」とし、「『交通事故のない亀山』の実現に向け、総力を挙げて交通指導取り締まりを強化する」と述べた。

市立亀山東幼稚園の年長園児24人が、「手のひらに太陽を」など2曲を合唱した後、「道路では、遊んだり走ったりしません」など交通安全の3つの約束を元気な声で誓った。