円形デッキ橋桁工事開始 四日市市、中央通り再編で

【円形デッキ工事】

【四日市】三重県四日市市の森智広市長は11日の定例記者会見で、同日から和歌山県の工場で製作した円形デッキの橋桁を現場搬入し、クレーン作業により橋桁を架ける工事を進めると発表した。市では魅力的なまちなかの実現を目指して中央通り再編に取り組んでおり、近鉄四日市駅やあすなろう四日市駅、バスターミナルを結ぶ円形デッキの整備に着手している。

【記者会見する森市長=四日市市役所で】

市によると、橋桁架設工事は2期に分かれており、13日から10月初旬にかけて1期工事、11月から来年1月にかけて2期工事を実施。1期工事で円形デッキの4分の3を架設し、10月に中央通りの西行き車線の一部を切り替え、2期工事で基礎杭・橋桁を1基設置した後に残りの4分の1の円形デッキの施工を行う。来年1月―12月で屋根など上屋を設置し、円形デッキが完成後は南側に車線を全て寄せて、バスターミナルの工事に入る予定。

森市長は「いよいよ橋桁を現場に架ける工程に入り、徐々に円形の姿が見られるようになる。半年くらいで終わってしまうこの工事期間、近鉄四日市駅前が大きく変わっていく様子を市民の皆さまとわくわくしながら共有していきたい」と語った。