鈴鹿PAに「8耐マシン」 1980年代の2台、大会盛り上げ 三重

【1980年代の鈴鹿8耐を戦った2台のマシン=鈴鹿市山本町の新名神高速道路鈴鹿PAで】

【鈴鹿】19―21日に三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで開催する「鈴鹿8時間耐久ロードレース」を前に、市は10日、同市山本町の新名神高速道路鈴鹿PA「PIT SUZUKA」の地域資源PRコーナーで、1980年代の鈴鹿8耐を戦った二輪マシン2台を展示した。8月30日まで。

昭和53年の第1回大会で優勝したヨシムラが、今年創立70周年を迎えることを記念した展示。

昭和58年の「ヨシムラ・モリワキ・スズキGSX1000」は、ヨシムラがエンジンを改造、モリワキが車体を改良し、それぞれの技術やノウハウを生かして製作した合作仕様の貴重な車両。

昭和62年の「ヨシムラ・スズキGSX―R750」は、ケビン・シュワンツと大島行弥選手が乗ったマシン。チームメイトの同型車が、転倒ののち2位入賞し、観客席が沸いたという。

担当の商業観光政策課は「鈴鹿にゆかりがある2チームの魅力を通して、モータースポーツを知るきっかけにつながれば」と話した。