「岩戸の塩」などを奉納 伊勢の二見興玉神社へ、生産者ら恵みに感謝 三重 

【神職からおはらいを受ける奉納品の塩と塩ようかん=伊勢市二見町江の二見興玉神社で】

【伊勢】三重県伊勢市二見町江の二見興玉神社で10日、二見浦の海水から塩をつくる地元の生産者らが、塩や塩ようかんを奉納し、海の恵みに感謝した。

奉納したのは、二見浦の海水を使った「岩戸の塩」を生産する同町の「岩戸の塩工房」と、その塩を使って塩ようかんを製造する和菓子店「五十鈴勢語庵」、塩を使った料理を提供する旅館「岩戸館」。毎年、7月15日の同神社の例祭に合わせて奉納を続け、25回目となる。

奉納には、代表者六人が参列し、岩戸の塩(125グラム入)百袋と塩ようかん50本を本殿に納め、神職からおはらいを受けた。奉納品は、例祭で参列者らに配られる。

岩戸の塩工房の百木良太社長(43)は「一年無事に塩づくりができたこと、支えてくれた周りの人にも感謝したい」、五十鈴勢語庵の菓子職人山下幸治さん(48)は「多くの人に喜んでいただける商品を作り続けたい」と話した。