伊勢新聞

「心にゆとり、思いやり運転を」 夏の交通安全運動で鈴鹿市長 三重

【ダンスを披露する園児ら=鈴鹿市稲生町の鈴鹿サーキット駐車場で】

【鈴鹿】「夏の交通安全県民運動」(11―20日)を前に、三重県鈴鹿市の同市交通安全都市推進協議会(会長・末松則子市長)は10日、同市稲生町の鈴鹿サーキット駐車場で出発式を開き、市民らに交通安全を呼びかけた。

出発式には、鈴鹿警察署や鈴鹿地区交通安全協会などの約70人が参加。

末松会長は「いつもより心にゆとりを持った運転を心がけるとともに、道路を利用する全ての人が、人を思いやる優しい気持ちを大切にして」と呼びかけた。

中村勇索鈴鹿警察署長は市の現状を報告し、「飲酒運転など悪質な運転の取り締まりを強力に進める」と話した。

その後、私立サン認定こども園の年長児27人が交通安全を願いながらオリジナルの振り付けでダンスを披露したほか、全員で「飛び出しはしません」など交通安全宣言をした。

そのほか、会場では啓発物品150セットを配布した。

同署によると、今年1月1日から6月末現在の市内交通事故発生状況は物損事故2653件(前年比41件増)、人身事故109件(同25件減)、死亡1人(同1件増)。