日本政策金融公庫津支店国民生活事業と、会計事務所などに情報サービスを提供するTKC(本社・栃木県)は10日、津市万町津の日本政策金融公庫津支店で、創業支援セミナーを開いた。創業を予定する人など、会場とオンライン合わせ28人が創業についての知識やビジネスプランの立て方など学んだ。
セミナーは、創業融資を行う日本公庫と、税理士ネットワークを持つTKCが共催し、創業を考える人に税務や資金調達、事業計画立案など学んでもらうことで、事業の継続性を高めてもらおうと定期的に行っている。
セミナーでは、税理士の浅沼慎也さんが創業の基礎知識とビジネスプランの立て方について講演。
戦略立案や自己分析の手法として限定的な分野に一点集中する「ランチェスター戦略」や内部環境、外部環境での強み、機会を見つける「SWOT分析」を紹介。創業計画の第一歩として家賃や設備費など必要資金の検討を挙げ、「事業が軌道に乗るまでの赤字合計額も開業後の必要な運転資金として開業資金に組み込んでおくことが必要」と計画の重要性を訴えた。
講演終了後は税理士と参加者による個別相談会もあった。