かき氷「蓮氷」が登場 津、高田会館内のレストラン

【蓮氷を企画・開発した岡さん=津市一身田町の高田会館で】

【津】三重県津市一身田町の高田会館内のレストラン「和彩AKARI」に、ハスの花をイメージしたかき氷「蓮氷(はすごおり)」が登場した。レストランの外にはハス池が広がっており、夏にふさわしい涼やかなメニューとなっている。

高田会館は国宝の高田本山専修寺敷地内にある宿泊や食事などができる施設。高田本山はハス栽培にも力を入れており、敷地内に広がるハス池も楽しめる。

蓮氷は、今年4月に入社した新入社員の岡留璃亜さん(22)を中心としたスタッフが、ハスの時季に喜ばれる限定メニューの企画・開発を行い、その第1弾として完成した。

ハスの花の鮮やかなピンク色を表現するため、自家製のいちごシロップを使用し、ハスの葉をイメージした抹茶ようかんもトッピング。白玉には自家製の豆腐を練り込み、かき氷の上には花柱を連想できるよう食用のハスの実を飾り付けた。

5月中旬から約1カ月かけて、岡さんらスタッフが一丸となって何度も試作を繰り返しながら完成にこぎつけた。特に豆腐と白玉粉の配合比率や大きさなどが難しかったとする。

苦労の末、完成した蓮氷は評判も上々という。入社早々、大役を任された岡さんは「色とりどりの蓮氷は、白玉のもちもち感や氷のザクザク感も味わえる。ぜひ見た目と食感の両方を楽しんでほしい」と話している。

蓮氷は660円(税込み)。8月31日まで提供している。問い合わせ先は高田会館=電話059(232)6079。