
【度会郡】三重県玉城町原のアスピア玉城にある町営温泉施設「ふれあいの館」の一部を店舗として、約1年間貸し付ける「チャレンジショップ」の出店第2号となる飲食店「一休(いっきゅう)」がこのほど、オープンした。祖父母や母親が営み、約30年前に閉店した飲食店を復活させたいという夢の実現に向け、店主の藤原純代さん(57)=同町蚊野=が新たな一歩を踏み出した。
にぎわいの創出や地域活性化、商業者の育成を目的に、町内で開業を目指す人を応援し、参入しやすい環境をつくろうと、町と同町商工会が連携して行う事業。20歳以上の個人や法人でチャレンジショップ終了後、町内での新規開業を目指している人が対象となる。
藤原さんの祖父母は昭和33年、同町田丸で飲食店「一休」を開業し、母親が店を継いでいた。伊勢うどんや中華そば、定食などが人気で地元で親しまれていたが約30年前に閉店した。
料理が好きな藤原さんは「一休を復活させたい」と思うようになり、56歳まで勤めた会社を退職後、チャレンジショップのことを知り、開業に向けて学ぶ場として出店を決めた。
メニューは木・金・土曜日が日替わり定食(900円)限定十食、日曜日が中華そば(600円)と伊勢うどん(500円)。4種類のスムージーなども提供する。営業時間は午前11時―午後4時。月―水曜日は休み。
当時の味を再現しようと、中華そばや伊勢うどんのつゆを何度も試作。いろんな人に試食してもらったり昔のレシピを参考にしたりして完成させた。日替わり定食も地元の新鮮な野菜や肉、魚を仕入れて調理。客の反応を見ながらメニューを決めていくという。
藤原さんは「お客さんがリラックスし、楽しんでもらえるような店にしていきたい。昔の一休があった場所でお店ができれば」と話した。