四日市の北村工業、破産手続き開始決定 帝国DB発表 三重

帝国データバンク四日市支店は9日、北村工業(三重県四日市市新浜町)が津地裁四日市支部から先月27日付で破産手続き開始決定を受けたと発表した。負債は約5千万円の見込み。

支店によると、同社は平成25年11月に設立。市内のコンビナートなどで設備や配管のメンテナンスを手がけ、令和2年9月期には約4400万円の年売上高を計上していた。

一方、コロナ禍で受注が低迷していたほか、昨年4月には約2千万円の雇用調整助成金を不正に受給したことが発覚。従業員の退職も相次ぎ、今年5月から事業を停止していた。