不要不急の外出避けて 熱中症警戒アラート発表中、一見知事呼びかけ

一見勝之知事は9日の定例記者会見で、三重県内に熱中症警戒アラートが発表されている間は、原則として不要不急の外出や運動、畑作業などを避けるよう、県民に呼びかけた。

一見知事は、今月に入ってから熱中症とみられる症状で救急搬送されるケースが県内で急増していると強調。「まだ暑さに慣れず、熱中症にかかりやすくなっている」と指摘した。

その上で「草刈りや畑仕事は少し我慢してほしい。外出や運動も控えてほしい」と強調。こまめな水分補給▽日傘や帽子の使用▽扇風機やエアコンによる温度調整―などを呼びかけた。

県内では3日から7日間連続で熱中症警戒アラートが発表されている。7日には伊賀市で草刈りをしていた80代男性と、自宅の庭で倒れた津市の70代男性が熱中症とみられる症状で死亡した。