20、21日に「関宿街道夏まつり」 亀山、4基の山車が巡行

【「関宿祇園夏まつり」のポスターを持つ観光協会職員=亀山市関町の関宿街道で】

【亀山】三重県亀山市関町の旧東海道関宿街道で20、21日の両日、伝統と文化を伝える夏の風物詩「関宿街道夏まつり」(同実行委員会主催)が開催される。

同祭りの呼び物「関の山車(やま)」の巡行は、京都祇園祭、大阪の住吉天神祭と並び、関西五大祭りの一つとして、江戸時代から継承されている。また、山車が街道をふさぎ、これ以上通るに通れないという「そこまでが精一杯」の「関の山」の語源になったともいわれている。

両日、町内の「木崎」「中町三番町」「中町四番町」「北裏」の4基の山車が街道を巡行。山車の台座から上が回転する「舞台回し」の披露もある。また、若い衆がみこしを担ぎ、街道を練り歩く「神輿(みこし)の渡御(とぎょ)」のほか、20日午後6時から、新所地区の街道約700メートルに、250個のあんどんを並べて、夜の街道を彩る。

市観光協会は「両日、駐車場は関宿観光駐車場と市立関小学校グラウンドを利用し、夏祭りを楽しんで」と話している。問い合わせは同協会=電話0595(97)8877=へ。