伊勢新聞

宮川でカヤック体験満喫 伊勢の上野小児童ら 三重

【カヤックで宮川の自然を楽しむ児童ら=度会町で】

【伊勢】三重県伊勢市上野町の上野小学校の児童らが8日、近くを流れる宮川で、カヤックに乗り、自然の中での体験を満喫した。

地元の豊かな自然に親しもうと、4―6年生の39人が参加。伊勢カヌー協会の指導者らが、パドルの使い方やバランスの取り方などを手ほどきした。

基本操作を教わった児童らは、水辺から1人乗りや2人乗りのカヤックに乗り込み、パドルを操作。最初はぎこちない動作だったが、慣れると元気に声をあげ気持ちよさそうに進んだ。2人で乗った児童らは「右、左」と声を掛け合って息を合わせ、川面を滑るように進んでいった。

初めて体験した4年の稻葉陽仁さん(9つ)は「最初は少し怖かったけど、途中から面白くなった。目標に向かって全力でこいだ」、ペアで乗った六年の川北莉未さん(11)は「海賊になった気分で楽しかった」と笑顔で話した。

石井清文校長は「今は川遊びをする機会も少ない。友達と触れ合い、自然の中で遊ぶ楽しさを感じてほしい」と話していた。