日本政策金融公庫生活衛生融資部は8日、飲食業や理美容業などの営業に役立ててもらおうと、津市西古河町の県生活衛生営業指導センターに情報冊子「事例でわかる!DX(デジタルトランスフォーメーション)初めの一歩」を500部寄贈した。
この冊子は予約・顧客管理システムやモバイルオーダーシステムなどDXを導入し、業務効率化を図ることで、人材不足などの経営課題解決に役立ててもらおうと日本公庫生活衛生融資部が今月製作したもの。ヘアサロンやカフェなどでの予約や注文、決済業務におけるDX導入事例を取り上げ、導入による効果などをイラストなど使いながら初心者向けに分かりやすく紹介している。
県生活衛生営業指導センターで行われた寄贈式には、日本公庫生活衛生融資部の堀川裕司グループリーダーらが参加し、同センターの田中茂毅理事長に情報冊子を手渡した。
堀川グループリーダーは「DXというとハードルが高いと感じるかもしれないが、そこを乗り越えて課題解決するきっかけにしてほしい。」と話し、田中理事長は「我々の業界ではDXは難しいと思っている人は多い。このようなわかりやすい冊子はそういう人達が一歩踏みだ出すのに役立つと思う。」と感謝した。
冊子は同センターを通じ、生活衛生関係の各事業者に配られる。