熱中症で18人搬送、桑名で38・9度 三重県内、7日には津で1人死亡

三重県は8日、熱中症の疑いで、20―90代の男女計18人が救急搬送されたと発表した。うち、自宅の庭で倒れていた鳥羽市の男性(92)が重症。また、県は7日夜、熱中症の疑いで搬送された津市の男性(75)が死亡したと発表した。

津市消防本部によると、帰宅した男性の妻が7日午後3時ごろ、自宅の庭で倒れている男性を発見。救急隊の到着時に意識はなく、搬送先の病院で死亡が確認されたという。

津地方気象台によると、8日は桑名市で38・9度、伊勢市小俣町で37・7度、松阪市飯南町粥見で37・5度を観測。県内各地で35度以上の猛暑日となった。

気象庁と環境省は9日も厳しい暑さが続いて熱中症の危険性が高いとして、県内に7日連続となる「熱中症警戒アラート」を出すと発表。熱中症に注意するよう呼びかけている。