【亀山】亀山市は7日、同市長明寺町の亀山消防署北東分署で、令和6年度「第20回亀山市消防操法大会」を実施した。市内12分団総勢約250人が日頃の訓練の成果を競い合い、第五分団(野登地区)が優勝した。
大会は、団員らの消防技術の向上と結束力を高め、士気の高揚を図るのが目的。
大会長の櫻井義之市長は「今年は能登半島地方での地震をはじめ、全国各地で自然災害が激甚化する傾向にあり、これらの被害を最小限にとどめるためには消防団の活動が不可欠である」と述べ、「これまでの災害対応の検証や教訓を基に、地域防災力のさらなる充実強化に引き続き取り組む」とあいさつした。
競技は、1チーム(5人)の団員が吸管とホース操作を協力し、前方に設置された的を狙い放水で倒すまでの所要時間と小型ポンプの取り扱い、団員らの姿勢などを審査した。また、昨年優勝した、第四分団(川崎地区)と女性分団が、展示操法を披露した。
優勝した第五分団(野登地区)の市川利一分団長(60)は「昨年、一昨年と連続準優勝で優勝には一歩届かなかったが、今年は団員らがよく頑張った。褒めてあげたい」と話していた。
優勝以外の順位は次の通り。
2位=第十分団(関地区周辺)▽3位=第三分団(昼生地区)