つ七夕笹流しにぎわう 願い込め岩田川に

【岩田川にささ飾りを投じる来場者=津市内で】

【津】三重県津市の岩田川観音橋から願いを込めてささ飾りを流す「つ七夕笹(ささ)流し」が7日、同橋であり、親子連れらでにぎわった。

地元の川に親しみを持ってもらおうと津青年会議所が平成2年に始めた30年以上続くイベント。現在は地元商店街振興組合など計8団体が協力する「つ七夕まつり」の一つとして実施し、終了後に回収船で撤収している。

今年は日曜日と重なり、開始を午後1時に繰り上げた。市内の園や施設のささ飾りで彩られた観音橋では子どもらが手にしたササを次々に投げ入れた。色とりどりの吹き流しが並ぶ丸之内商店街は多くの屋台でにぎわった。

両親、きょうだいと訪れた瀬古思月ちゃん(6つ)は「背が高くなりますようにと、家族が健康でいられますようにって書いた」と笑顔で話した。家族4人で訪れた加藤幹也さん(42)は「今年は日曜日なので一緒に来られた。屋台を回るのも楽しみ」と感想を述べた。