打倒自民「国民と協力を」、泉代表が津で講演、立民が国政報告会

【支持者らと決起する泉代表(左端)ら=津市桜橋2丁目で】

立憲民主党の泉健太代表は7日、三重県津市桜橋2丁目の県教育文化会館で開かれた「国政報告会」で「政権交代は絵空事ではない」などと述べ、次期衆院選に向けた支持拡大への協力を呼びかけた。

泉代表は自民党派閥の裏金問題に触れて「カネを持っている人だけの政治はやめよう」と強調。「衆院解散が秋だとすれば、選挙まで数カ月しかない。皆さんと支援の輪を広げたい」と述べた。

一方、衆院選を経て政権交代を果たしても「ねじれ国会」が生じると指摘。「残念ながら参院では圧倒的少数。三重でも参院議員は両方自民党」と述べ、参院の議席奪還に向けた奮起も求めた。

また、国民民主党との関係については「同じ働く仲間を応援する政党として歩んできた。自民党を倒す気なら、協力することが大事」と述べ、地方でも国民との協力関係を築くよう呼びかけた。

国政報告会は立民の県第一区総支部が主催し、党員・サポーターや支持者ら約300人(主催者発表)が出席。泉代表は締めくくりに、出席者らと次期衆院選に向けて「ガンバロー」を三唱した。