伊勢新聞

困窮者に返品商品など無償提供 川越町社協とコープみえが協定

【協定書を手にする加藤会長(右)と鈴木理事長=川越町豊田一色のいきいきセンターで】

【三重郡】三重県の川越町社会福祉協議会と生活協同組合コープみえは5日、「生活困窮者の自立支援に係る連携に関する協定」を結んだ。食料の宅配サービスを利用するコープみえの組合員の返品商品などを、同町の生活困窮者に無償で提供する。

提供するのは組合員の突発的な事情や発注ミスによって桑名市城山台のコープみえ桑名センターでキャンセルになった商品や、多気町西山の同松阪センターで災害用に備蓄している賞味期限が近い食品など。川越町社協の窓口に、生活に困って相談に来た人などに手渡すという。

締結式が同町豊田一色のいきいきセンターであり、町社協の加藤志保子会長とコープみえの鈴木稔彦理事長が協定書に署名した。加藤会長は「生活に困窮している人を誰一人取り残さない」、鈴木理事長は「誰もが笑顔で暮らせるまちづくりに貢献したい」と話した。

コープみえが同協定を結ぶのは、川越町が県内18市町目という。