「球児の夏」開幕 高校野球三重大会、四日市で開会式 

【第106回全国高校野球選手権三重大会開会式で津商の柴田竜暉さんの先導で全体行進する各校の選手ら=四日市市羽津甲の四日市ドームで】

夏の甲子園の出場切符を懸けた、第106回全国高校野球選手権三重大会(県高野連など主催)は5日、四日市市羽津甲の四日市ドームで出場62校60チーム(合同1チーム=南伊勢・石薬師・四日市四郷=含む)の選手、監督らが出席して開会式が行われた。

熱中症対策のため、今年から屋内での開催となったが、例年通り全チームが入場行進を行い、背番号のない3年生部員、3年生マネジャーも加わった。ベンチ外メンバーから募った先導役を任され、堂々とした行進を見せた津商高野球部3年の柴田竜暉さんは「良い思い出になると思って立候補した。60チームの代表として歩くことが出来た」と胸を張った。

試合開始は6日からで、四日市市霞ケ浦第1、津球場公園内、ドリームオーシャンスタジアム(県営松阪)、ダイムスタジアム伊勢(伊勢市倉田山公園)の4球場で熱戦が繰り広げられる。

球児を代表し、選手宣誓を行った津高3年で野球部主将の中尾早玖さんは「活躍を自分のことのように喜んでくれる家族や熱い心で指導してくださる先生方、誰よりも多くの時間を共にした仲間、これまで支えてくださった全ての方々の心に大輪の花が咲く、忘れない夏にする」と誓った。

6日の試合
▽1回戦
○…四日市球場…○
①尾鷲―いなべ総合
②朝明―神戸
○…津球場…○
①稲生―高田
②松阪―伊勢工
○…ドリームオーシャンスタジアム…○
①三重―亀山
②松阪工―相可
○…ダイムスタジアム伊勢…○
①桑名北―皇學館
②明野―紀南
※試合開始予定時刻は①8時45分~②11時15分~