夏の高校野球三重大会きょう開会式 甲子園懸け60チーム 試合は6日から

【昨年夏の三重大会で2020年の代替大会を除けば7年ぶり3度目の優勝を果たしたいなべ総合学園の選手ら=2023年7月、四日市市霞ケ浦球場で】

第106回全国高校野球選手権三重大会(県高野連など主催)は5日、四日市市羽津甲の四日市ドームで開会式が行われる。試合は6日からで、連合1チームを含む62校60チームによる夏の甲子園切符を懸けた熱戦が、四日市市霞ケ浦第1、津球場公園内、ドリームオーシャンスタジアム(県営松阪)、ダイムスタジアム伊勢(伊勢市倉田山公園)の4球場で繰り広げられる。

今年春の県大会の成績を基に決められたシード校は全部で8チームで、そのうち第1―第4シードの津田学園、菰野、昴学園、宇治山田商をAシード、第5シードの皇學館、明野、いなべ総合学園、三重をBシードとして、A―Dの各ゾーンに振り分けた。第1―第4シードの4チームは19日に予定される2回戦からの登場。

開会式は5日午後2時半からで、出場チームの入場行進のあと、津の中尾早玖(さく)主将が選手宣誓を行う。入場行進は3年生に限り、ベンチ外メンバーやマネジャーの参加も認められている。開会式に先立ち、高野連の育成功労賞、永年表彰も実施する。

式典の屋内開催は今年からで熱中症対策の一環。暑さが厳しくなる午後の試合を避ける目的で、試合は1会場1日2試合までとし、試合前日の午後2時ごろ、「熱中症特別警戒アラート」が県下に出た場合、全試合を中止して順延することも決まっている。