大賀ハス200株咲き誇る 南伊勢町の休耕田で見頃

【見頃を迎えた大賀ハス=南伊勢町東宮で】

【度会郡】三重県南伊勢町東宮で、住民が休耕田を活用して育てた大賀ハスが見頃を迎えている。8月末頃まで楽しめそう。

アマチュア写真家の幾嶋巧さん=同町贄浦=は、令和2年に写真仲間と出かけた伊勢市二見町の地場産品直売所「民話の駅蘇民」で、淡いピンク色の花が一面に咲く風景を見て感動。「南伊勢町の人にもこの風景を見てもらいたい」と思い、同3年に同直売所から大賀ハスを株分けしてもらった。

大賀ハスは、幾嶋さんの兄の木戸宏さん=同町東宮=が所有する約7アールの休耕田に移植。当初は15株だったが2人で協力して徐々に増やし、今年は200株以上の大輪の花が咲き誇っている。

幾嶋さんは「午後には花が閉じてしまうので午前中の観賞がお勧め。今年も楽しんでもらえれば」と話した。