伊勢新聞

お茶の香り楽しむ 亀山で五感テーマに講座

【いったほうじ茶の香りを楽しむ受講者ら=亀山市関町新所の「Sekicala」で】

【亀山】三重県の亀山市中央公民館(服部鋼一館長)が主催する教養講座「五感に響く亀山」が4日、同市関町新所の伊勢茶・茶器販売のかねき伊藤彦市商店「Sekicala」(伊藤ちなみ店主)であり、受講者11人がお茶の香りを楽しんだ。

同講座は聴覚や嗅覚、味覚、視覚など五感をテーマに年7回開いている。

受講者らは嗅覚をテーマに煎茶や玉露、抹茶、玄米茶など15品目のお茶と、伊藤店主が土鍋で茶葉をいった「ほうじ茶」の香りを楽しんだ。

伊藤店主は「ほうじ茶の香りの成分『ピラジン』は、優しい香りでリラックスする癒やし効果もある」と説明した。

また、同市関町沓掛の鈴鹿峠麓の茶畑で代々茶農家が受け継いでいる樹齢約150年を超える古木「百年乃茶」(同店の商品名)を紹介した後、全員が試飲した。

50代の女性は「それぞれの茶葉の香りが楽しめた。より深くお茶を知ることができ参加してよかった」と話していた。