戦争や平和への思いを詠む 朝日町、朝日中生徒の俳句を展示

【中学生が詠んだ俳句が並ぶ会場=朝日町柿の町教育文化施設で】

【三重郡】三重県朝日町の朝日中学校3年生が詠んだ俳句の作品展「未来の俳人たち」が3日、同町柿の町教育文化施設で始まった。30日まで。月曜休館。

最優秀賞・優秀賞などに選ばれた作品を含む128点を展示。最優秀賞に輝いた安達心美さんの「祈りこめ 祈る手盛夏の 陽を浴びて」、優秀賞の今林涼音さんの「戦燃ゆ 幾年過ぎし 萌ゆ若葉」など、戦争や平和への思いを詠んだ作品が目立つ。

俳句展は同町出身の俳人、中村古松(こしょう)(1901―79年)の功績をたたえ、俳句文化を後世に伝えようと、毎年開催。施設の職員や教育長が審査にあたった。町文化課主幹の中山裕文さんは「生徒たちの俳句を通して、平和の尊さを見つめ直すきっかけにしてもらえれば」と話した。