「たけちゃんマンホール」お披露目 松阪の松浦武四郎記念館30周年で 三重

【「たけちゃんマンホール」を披露する竹上市長(左)と児童ら=松阪市小野江町の松浦武四郎記念館で】

【松阪】三重県の松阪市は3日、同市小野江町の松浦武四郎記念館で同館開館30周年を記念して製作した「たけちゃんマンホール」を披露した。同市カラーマンホールの3弾目となる。

同所出身の松浦武四郎は北海道の名付け親として知られる。同館は平成6年に小野江公民館を併設して開館し、令和4年に単独館にリニューアルした。今月2日までに27万9612人が来館している。

マンホールの新しいふたは毎年2月に同館で開く「武四郎まつり」のマスコットキャラクター「たけちゃん」をデザインし、背景にアイヌ文様、左右に三重県、北海道両図を描いている。同館で展示し、7月10日から同館前で使い、8月上旬には小野江小学校前の歩道にも設置する。

お披露目式には竹上真人市長や山本命館長、同校6年生が参加。マンホールを覆う布を引き上げ、新名物の完成を祝った。

同館では開館30周年を記念し、同館建設当時の旧三雲町役場職員や展示設計に協力した北海道大学名誉教授らをゲストに招くトークイベントを3回開く。タイトルと日程は、①記念館ができるまで(7月14日)②開館から30年の歩み(8月11日)③記念館の未来に向けて(9月8日)。いずれも午前10時から同館で。