平安時代の食生活を紹介 斎宮歴史博物館 6日から夏季企画展

【斎宮歴史博物館の夏季企画展「斎王の食事」のチラシ】

【多気郡】斎宮歴史博物館は6日から、三重県明和町竹川の同館特別展示室で夏季企画展「斎王の食事~平安時代の人々は何を食べていたのか~」を開く。会期は9月1日まで。一般340円、大学生230円、高校生以下無料。

常設展示室Ⅰ・Ⅱを掘り下げる趣旨で「常設展示室Ⅲ」として開催する第4弾。

平安時代の食生活を記録や文学作品、絵画資料から紹介する。宮中の料理を記した日本最古の料理書「厨事類記」や、食事の準備風景を描いた「春日権現霊験記」、斎王の食事を再現した模型など35点を出品する。

同館は「ドラマや映画で話題となっている平安時代の暮らしの中から食に焦点を当てる。夏休みの自由研究のテーマにも最適」と来場を呼びかけている。

学芸員の展示説明会は7月13日、8月10日のいずれも午後1時半から。さいくう西脇殿歴史フォーラム「平安時代の食べ物」を7月6日午後1時半から、同町斎宮のさいくう平安の杜で開く。参加費無料。先着60人。