伊勢新聞

9月に引きこもり支援フォーラム 桑名の柿安シティーホールで

一見勝之三重県知事は2日の定例記者会見で、引きこもり支援の在り方について考える「ひきこもり支援フォーラム」を、9月29日に桑名市中央町の柿安シティーホールで開くと発表した。

県によると、引きこもりの理解促進や早期支援を目的に、県議の有志らが令和3年に四日市市で開いたのをきっかけに始まり、5回目。今年は桑名市、県社会福祉協議会との共催で実施する。

当日は、引きこもりに関するジャーナリストで当事者の家族らでつくる「KHJ全国ひきこもり家族連合会」副理事長の池上正樹さんが「さまざまな『つながり』を求めて」と題して講演する。

この後、引きこもりの元当事者や家族、引きこもり支援に当たっている桑名市の担当者らによるシンポジウムを開催。当事者や家族が求めている社会などとのつながりをテーマに議論する。

一見知事は会見で「誰がいつ引きこもりなるか分からない。フォーラムは引きこもりについて理解してもらえる貴重な機会だと思う。多くの方に来場してもらいたい」と述べた。

午後1時半から同4時半まで。入場無料で定員500人程度。ファクスや電子メールなどで9月20日までに申し込む。問い合わせは地域福祉課=電話059(224)2755=へ。