願いの短冊、山門に1000枚 伊勢の太江寺、七夕飾りが彩る 三重

【願い事が書かれた色とりどりの短冊が飾られた山門=伊勢市二見町江の太江寺で】

【伊勢】七夕に合わせ、三重県伊勢市二見町江の太江寺では、地元の子どもたちや福祉施設の利用者らが願いを込めた1000枚ほどの短冊が、山門に設置したササに飾り付けられている。七夕の7日はライトアップする。設置は14日まで。

地域住民や参拝者に笑顔になってもらいたいと、昨年から始め2年目。保育園や小学校、福祉施設に声をかけて短冊を集め、山門に設置したササ約50本に飾った。

健康長寿や世界平和への願い、「楽しいことがいっぱいありますように」「足が速くなりたい」といった子どもたちの願い事など、色とりどりの短冊が境内を彩っている。参拝者も短冊を飾ることができる。

7日午後7時からは、七夕祈願法要があり、本尊の千手観音の特別開帳がある。法要に参加後、宿坊に1泊する特別プランもある(歴史ガイド付き・1人5千円)。

僧侶の星野研至さん(43)は「皆さんの願いが天に届くようお参りしていただき、七夕の思い出にしてもらえたら」と話していた。