三重県津市と四日市市で構成する「東京シティプロモーション事業実行委員会」は6月28、29日の両日、東京都中央区日本橋室町の三重テラスで、ローカル鉄道・路線バスの利用促進と市の魅力を発信するイベントを伊勢鉄道、三岐鉄道、三重交通、四日市あすなろう鉄道、名松線を元気にする会と共催で行った。
イベントでは、ステッカーやキーホルダー、当時使用していたバス停看板などの鉄道・バスグッズの販売や、パネル展示、プロモーション映像を放映し魅力を伝えていた。
ほかにも近鉄四日市駅前に整備を予定している円形デッキ模型の展示や、両市のマスコットキャラクター「シロモチくん」と「こにゅうどうくん」が登場するなどし、会場は一時、入口に列ができるほどのにぎわいで、2日間で延べ約900人が訪れた。
また、名松線を元気にする会理事の中川健二さん(64)と同会事務局長の堀田祐治さん(61)による名松線の魅力を伝えるトークショーもあった。中川さんは昭和57年から同62年まで名松線の車掌を務めていたといい、当時の車内放送を再現してみせると来場したファンは大変喜んでいた。
埼玉県から来た50代男性は「貴重なグッズを購入できてよかった。また開催してほしい」と語っていた。