オーディションに55人 11月の亀山ミュージカル

【オーディションに立ち会う小嶋氏(右端)=亀山市東御幸町の市文化会館で】

【亀山】三重県の亀山市地域社会振興会(岸英毅理事長)が主催する、元宝塚歌劇団のプロと市民が市文化会館で11月17日に公演する「亀山ミュージカル・まほろばの夢」のオーディションが30日、同市東御幸町の同館であった。

元宝塚歌劇団員で、市の文化大使を務めるケーアイイープロモーション(東京都)社長の小嶋希恵氏が脚本・演出・総合監督を手がける「亀山ミュージカル」は、初回公演から今年で20回目を迎える。平成16年秋の初回公演では、汀夏子さんが主演を務めた。

「亀山ミュージカル・まほろばの夢」は、亀山にゆかりのヤマトタケルとその妃(きさき)オトタチバナヒメとの愛を中心に、ヤマトタケルが夢を追い、何を求めていたのかを、歌とダンスを交えて、華やかなミュージカル仕立てにする。

主演のヤマトタケルを、元歌劇団宙組の光海あきほさんが、オトタチバナヒメには同宙組の芽映はるかさんのほか、プロら数人が出演する。

この日は、公演に応募した市内外の3歳から70代の男女計55人を小嶋氏が立ち会い、一人一人が決められたせりふとダンス、歌の審査をした。

小学2年生の土屋凜月さん(7つ)=同市羽若町=は「ミュージカルが楽しくて今年で4回目の参加です。人見知りもなくなった」、初めて参加する、若林美文さん(58)=同市みずほ台=は「地元でこのような市民参加のミュージカルがあることを知り応募した。まったくの素人ですが楽しみたい」と話していた。