チャイルドシート貸し出し開始 伊勢市、三重県内初の取り組み

【伊勢市が貸し出す乳児用のチャイルドシート(同市提供)】

【伊勢】三重県の伊勢市は本年度の新規事業として、7月からチャイルドシートを貸し出す。子どもの安全を守り、家族での子育てを応援するため、急に子どもの世話が必要になった場合や急病による通院、家族の帰省などを想定し、一時的や緊急時の利用をサポートする。市によると、県内初の取り組みという。

チャイルドシートを使用する乳幼児の祖父母や伯父(叔父)、伯母(叔母)ら両親を除く市内に在住する親族が対象となる。貸し出す台数は乳児用シート5台、幼児用シート5台。シートベルトを使用せず、車両に装備された金具を利用して固定するISOFIX(アイソフィックス)タイプなので、簡単に取り付けることができる。

利用料金は1台につき千円。貸出期間は2週間以内で、1回のみ延長可能だが追加料金あり。NPO法人三重みなみ子どもネットワーク(同市岩渕)が窓口となり、ホームページや電話などで申し込みを受け付ける。

市子育て応援課の福田智仁子ども育成係長は「チャイルドシートを活用してもらい、両親だけでなく親族の皆さんにも子育てを見守ってもらえれば」と話した。

問い合わせは同ネットワーク=電話0596(28)5692=へ