伊勢新聞

ヴィソン大台町フェア始まる アユやユズなど町産食材メニュー 三重

【大台町フェア開会式で披露した提供メニュー=多気町のヴィソンで】

【多気郡】三重県多気町の商業リゾート施設「VISON(ヴィソン)」は28日、「大台町フェア in VISON」を始めた。ヴィソン多気と大台町の共催。アユやユズなど同町の食材を使ったメニューをヴィソン内のレストランで振る舞う。期間は7月14日まで。

フェアは県南部の市町を対象に2年前から開始し、8回目となる。全国から観光客が訪れるヴィソンを会場として特産品や観光名所をアピールし、地域経済の活性化を目指す。

大台町フェアでは、レストランで同町産の伊勢茶やユズ、宮川で育ったアユなどを使った9種類のメニューを提供する。料理は大台茶そば、ゆずビネガーのゼリーサンデー、柚子(ゆず)ソーダ、糀(こうじ)ゆずエード、奥伊勢宮川の天然水などを用意している。

マルシェ・ヴィソンに大台町コーナーを設け、食材や加工品を販売する。週末には軽トラマルシェに大台町の観光案内所とキッチンカーを出店。町内全域がユネスコエコパーク(生物圏保存地域)に指定されている自然環境などをPRする。

ヴィソン多気の立花哲也代表取締役は「大台町の食材が広まってほしい」、大森正信町長は「フェアをきっかけにさらなるにぎわいと活性化を期待している」とそれぞれあいさつ。

後援する三十三銀行の熱田渉常務は「大台町のおいしい食材を食べ、自然に恵まれた大台町を訪れ、釣り、登山、クライミングを楽しみ、心身をリフレッシュしてほしい」と呼びかけた。