補正予算など可決 三重県議会本会議

三重県議会6月定例月会議は28日の本会議で、南海トラフ地震の対策費などとして、一般会計に約29億5569万円を追加する補正予算などの17議案を可決した。

補正予算は全会一致で可決した。能登半島地震での課題を踏まえ、耐震補強などの補助を拡充する費用を計上。10月にフランスで実施するプロモーションの費用も盛り込んだ。

また、伊勢市が必要な議会の議決を経ずに宮川橋架け替え工事の委託契約を県と結んでいた問題で、委員会付託や審査を一時的に見送っていた関連議案を全会一致で可決した。

この議案を審査した防災県土整備企業常任委員会の中瀬信之委員長は委員長報告で「今後は県が市と密にコミュニケーションを取り、2度と起こることがないように」と述べた。

このほか、北朝鮮による拉致被害者の全員を早急に帰国させるよう求める意見書案や、合成香料に起因する健康被害の対策を進めるよう求める意見書案なども全会一致で可決した。