加盟店売上高8.7%増940億円 中部しんきんカード3月期決算

銀行系クレジットカード会社の中部しんきんカードはこのほど、令和6年3月期決算を発表した。加盟店売上高は前期比8.7%増の940億6700万円、会員ショッピング利用額は同4.5%増の1298億5000万円となった。

営業収益はショッピング手数料増加により同3.9%増の40億3800万円となったが、ポイント交換費用を中心とした広告宣伝費増加や不正利用被害損失処理費用の増加などにより、営業利益は同11.9%減の2億5100万円、経常利益は同17.0%減の3億6300万円、当期純利益は同21.9%減の2億4200万円となった。

28日開催の株主総会、取締役会で役員改選があり、取締役11人(重任10人、新任1人)を選任。新社長に好岡政宏氏(岐阜信用金庫理事長)が就任した。

同社は東海4県(愛知、岐阜、三重、静岡)の信用金庫を母体に設立され、VISAとJCBを取り扱っている。令和6年3月末の会員数は46万3104人(前期比2.4%減)。