【鈴鹿】三重県鈴鹿市内の公民館8カ所で活動する大人の塗り絵サークル(舟越利和講師)は27日、同市役所市民ギャラリーで合同作品を開き、舟越講師(78)=同市三日市南=を含む50人の作品、計93点を展示した。28日まで。
作品展には飯野、神戸、一ノ宮、稲生、石薬師、郡山の6公民館の生徒が1人1、2点ずつ出品。
作品は花や風景、静物をテーマに、洋画家の舟越講師が描いた下絵と見本の完成作品をもとに、生徒らが色鉛筆で自由に着色して仕上げた。
色の濃淡の違いだけでなく、仕上げに消しゴムで明るさを調整する工夫など、それぞれの個性を生かした力作の数々が並ぶ。
舟越講師は「全体的にレベルが向上している。作品を通じて、仲間たちと楽しんで描いている雰囲気が伝われば」と話した。
同サークルは現在、市内の50―80代が所属。各公民館に月1、2回集まって制作活動に取り組んでいる。