伊勢新聞

ミスインターナショナル仏代表、鳥羽再訪 1カ月滞在、旅館文化など体験 三重

【おかみからお辞儀の仕方を教わるリジアさん(左から2人目)とシアデユさん(同3人目)=鳥羽市の「吉田屋 和光」で】

【鳥羽】三重県鳥羽市の旅館「吉田屋 和光」でこのほど、「ミス・インターナショナル世界大会2023」フランス代表のリジア・アレア・デラフエンテさん(19)と夫のシアデユ・ロマンさん(19)が、日本の旅館文化を体験した。

鳥羽市観光協会は昨年、ミス・インターナショナル招聘(しょうへい)事業を実施。リジアさんら4カ国の代表が市の観光地を巡り、安楽島小児童との交流を楽しんだという。

今回は鳥羽に魅力を感じ、再訪を希望していたリジアさんを観光協会が招待した。夫とともに6月の1カ月間、市に滞在し、鳥羽の観光資源に触れ体験したことをSNS(交流サイト)を通じて発信している。

旅館文化体験は観光協会が主催し、「鳥羽旅館組合 女将(おかみ)あこや会」が協力。リジアさんらは上下分かれた(二部式)着物や浴衣に着替え、同会の吉田絹江会長ら3人の女将から、旅館のおもてなしと礼儀作法を学び、ふすまの開閉やお辞儀の仕方などを実践。茶道も体験した。

リジアさんは「鳥羽で少しずつ日本文化を発見している。茶道や礼儀作法について知ることができて感謝している」、吉田会長は「海外のお客さまが日本文化をどのように感じ、何を体験したいかを聞ける良い機会だった。鳥羽の素晴らしさを知ってもらえるよう、発信してもらいたい」と話していた。