「宝塚1号墳の埴輪」深掘り 松阪市文化財センター、国宝決定で7月13日から 三重

【夏季企画展「深掘り!宝塚1号墳の埴輪」への来場を呼びかける竹上市長=松阪市役所で】

【松阪】三重県の松阪市文化財センターは7月13日から、同市外五曲町の同センターはにわ館で国宝決定を記念して夏季企画展「深掘り!宝塚1号墳の埴輪(はにわ)」を開催する。会期は9月8日まで。

常設展示している船形や囲形、家形の埴輪だけでなく、通常は収蔵庫に保管している埴輪を含め約80点を出品する。国宝に決まった278点の中から、鳥形装飾や家形埴輪の堅魚木(かつおぎ)、柵形埴輪、円筒埴輪など分かりやすいものを展示する。

ミュージアムトークは7月13日午後1時半から。入館料は大人110円。18歳以下無料。

ワークショップ「夏休みはにわ祭り」は8月24日午前10時から、第3ギャラリーで参加費500円。はにわストラップ、キーホルダー、缶バッジ、勾玉(まがたま)を作る。

竹上真人市長は「宝塚1号墳で発見された全278点の出土品が国宝。普段なかなか見ることのできない埴輪を公開する」と来場を呼びかけている。

秋季特別展「王権と首長墓の埴輪」(10月26日―12月8日)では大和王権下の古墳と周辺首長墓の埴輪を紹介する。