伊勢新聞

地方創生のアイデア探る 津で三重県創生研鑽会、異業種社員と学生交流

【三原支店長(奥右)のあいさつを聞く参加者=津市一身田上津部田の県総合文化センターで】

【津】東京海上日動三重支店(三原二朗支店長)は25日、津市一身田上津部田の県総合文化センターで、地方創生をテーマに異業種交流を図る本年度の「県創生研鑽(さん)会」第1回を開いた。県内18企業の社員と学生が継続的なグループワークで持続可能な三重の未来への政策アイデアを考える。

同会は県内さまざまな業種の20―40代中心の若手・中堅社員らと大学生が参加する今年6年目の取り組み。近年は内閣府主催の「地方創生☆政策アイデアコンテスト」に応募しており、2年連続最終審査会に進んだ実績がある。

本年度は同支店▽県内17企業▽三重大学―から計27人が参加。初回は5グループに分かれてオリエンテーション。県がSDGs(持続可能な開発目標)の取り組みを紹介したほか、地域経済分析システム(RESAS)についての研修があった。

今後はRESASなどビッグデータを活用して地域の課題を分析し、グループごとに実効性ある政策案をまとめる。8月の中間発表を経て同コンテストに応募し、11月の最終発表会に臨む。

三原支店長は「心の底からわくわくするアイデアをご提言頂きたい」、後援する県産業支援センターの岡村昌和理事長は「産学官金連携の素晴らしい取り組み。皆さんは高いポテンシャルがある。自分の感性を信じて進めて」と激励した。