管内の治安状況を報告 四日市北署協議会、会長に濵浦さん 三重

【第1回の四日市北署協議会=四日市北署で】

【四日市】三重県警四日市北署協議会の本年度初の会合が24日、同署であった。林忠雄署長ら幹部が管内の治安状況などを報告し、出席した10人の委員らと意見を交わした。

協議会は、警察業務に地域住民の意見や要望を反映させるため、全国の署に設けられている。

初めに委員に委嘱状が交付され、会長に濵浦泉さんが選ばれた。任期は1年で、11人が委嘱された。

林署長は管内の治安状況を報告。5月末時点で特殊詐欺の被害が19件発生し、被害額が2千万円を超えることや、「幸いにも交通死亡事故は発生していないが、重大事故が起こっている」などと説明した。

委員からの「横断歩道を設置してほしい。どうすればよいか」という質問に対し、署側は「設置するための基準はあるが、地元の声が大事。まずは要望していただきたい」と答えた。協議会は今回を含め4回、会合を開く。