ヴィアティン三重、先制も追いつかれる サッカーJFL

【先制を喜ぶヴィアティン三重イレブン=東員町北大社のLA・PITA東員スタジアムで】

勝てば最大2位に浮上する大事な一戦。後半開始早々、ヴィアティン三重はFKからDF篠原弘次郎が頭で合わせ先制するも、後半7分にゴール前の混戦から同点弾を浴び、1―1の引き分けに終わった。

強い雨が降りしきる中、高い位置からプレッシャーをかけ続け、序盤から何度も攻め込むも相手の堅守に苦戦。一方、レイラック滋賀は後半の決定機を一発で仕留めるなど、集中力が光った試合だった。

ヴィアティンの間瀬秀一監督は「1点を守り切る力と追加点を狙う力が課題。今後修正しないといけない」と指摘。今季リーグ初ゴールだったベテランも「勝てなかったら、たかが1点に過ぎない」と言葉少なだった。

今節の結果を受け、今季の引き分けは6試合になった。両者無得点で引き分けた8節の栃木シティ戦を除くと、全5試合で先制後に引き分けに持ち込まれている。今季の優勝と昇格を目指すヴィアティンにとって、落とし続けた勝ち点2は大きい。

間瀬監督は、同じ試合展開が続いていることに関して「守備をする時間は以前より減っているので、勝ち切るためには良い方向に進んでいる」と話した。「この展開はもう見飽きた」というサポーターの声を胸に、次節は勝利を届けたい。